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設備の改修時期を見極めるポイント~目安は15~20年~

一般に、設備の改修時期は
各種の劣化が現れ始める15年~20年程度が経過したころが目安となります。

劣化とは、いくつかの側面を総合的に判断したもので
大別すると「物理的側面」と「社会的側面」があります。

<物理的側面>
① 故障の頻度が多くなったとき
② 効果部品の入手が困難になったとき
③ 修理が技術的に不可能・または大規模な修繕が必要になったとき
④ 性能が低下し、使用上の安全性が維持できないと判断したとき
⑤ 性能劣化により、維持管理費の増大が著しくなったとき

<社会的側面>
① 現行法規に不適合が生じたとき
② 省エネルギーを考えたとき

機器や配管の異常が表面化したときは
大きなトラブルに発展する危険をはらんでいます。
それを防止する手段となる「劣化診断」は
劣化の度合いを確認し、残存寿命を推定しながら
改修時期を長期修繕計画に反映させることを目的にしているものです。

診断方法は、目視などの簡易的な方法と(簡易でも問題点の発見率は非常に高いものがあります)
超音波、エックス線、内視鏡など直接不具合箇所を見るなどの方法や
配管の一部を切り取って、専門機関で成分分析をする方法もあります。


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